今回は吹奏楽の名曲ランキング、吹奏楽コンクール課題曲編です。
オススメの課題曲ランキングを作成してみて感じたこと。10個に絞るのが難しすぎる!(そしてその絞った10の珠玉の名曲をランキングにするなんて我ながら無茶でしたw)
ということで、泣く泣く落とした曲も何曲もあります。。年代もできるだけ万遍なく、そして一般的な人気曲も多くいれていますが、主観も大いに入った独断と偏見で選んだ、課題曲のオススメランキングです。ご了承ください!
第10位 『天国の島』
平成23年度(2011年) 第59回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅱ、佐藤博昭作曲『天国の島』がランクイン。
TV番組「ザ!鉄腕!DASH!」のBGM、「DASH島」のテーマ曲としても知られる人気曲。北海道北西部に位置する周囲12kmの小さな島、「天売島」(てうりとう)」の雄大な自然、美しい景色が題材となっています。
吹奏楽の名門、大阪桐蔭高校の演奏でどうぞ!
第9位 『エアーズ』
平成16年度(2004年) 第52回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅱ、田嶋勉作曲『エアーズ』がランクイン!
作曲者の田嶋勉さんが柏市立柏中学校吹奏楽部顧問在任時に、自ら作曲した『エアーズ』を指揮し、学校として初の全国大会に導いたことでも知られTV番組「笑ってコラえて 吹奏楽の旅」でも取り上げられました。
作曲者田嶋勉さん指揮、柏市立柏中学校が初の全国大会出場を果たしたときの演奏をお聴きください!
第8位 式典のための行進曲「栄光をたたえて」
ここでランキング初のマーチ課題曲、平成13年度(2001年) 第49回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅰ、内藤淳一作曲、式典のための行進曲「栄光をたたえて」がランクイン!
冒頭が勝負どころとなる、ゆったりとしたコラールで始まる珍しい課題曲マーチです。ダイナミクスの変化が憎らしいほど効果的に決まっている吹奏楽の名門校、柏高校による演奏でどうぞ!
第7位 『天馬の道~吹奏楽のために』
平成20年度(2008年) 第56回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅳ、片岡寛晶作曲『天馬の道~吹奏楽のために』がランクイン!
天馬=翼の生えた想像上の動物、ペガサスがテーマ。次々にメロディーやテンポが変遷する「ストーリー型課題曲」の名曲です。吹奏楽の名門校、常総学院高校による演奏でどうぞ!
第6位 『高度な技術への指標』
前半戦最後は、昭和49年度(1974年) 第22回全日本吹奏楽コンクールの課題曲B、河辺公一作曲『高度な技術への指標』がランクイン!
課題曲として初めてドラムセットが編成に入った、ポップス課題曲の先駆け的存在であり、超難易度を誇る伝説の課題曲です。
近年リバイバルブームを巻き起こした「佐渡×シエナ」の高速演奏でどうぞ!スピーディーかつ躍動感に満ちていて、素晴らしい演奏です。
第5位 『吹奏楽の為の序曲』
さあ、ランキングもいよいよ折り返し地点!平成12年度(2000年) 第48回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅳ、坂田雅弘作曲『吹奏楽の為の序曲』が後半戦最初のランクイン!
華やかな金管楽器、木管楽器の美しい響き、打楽器の盛り上げなど、吹奏楽の魅力を余すところなく伝えてくれる名曲。中間部のトランペットのソロはシビれます!
第4位 『五月の風』
ここで再びマーチ課題曲の登場、平成9年度(1997年) 第45回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅲ、真島俊夫作曲『五月の風』がランクイン!
吹奏楽界のレジェンド、2016年に惜しまれながらもこの世を去った故真島俊夫さんの名曲。爽やかな5月の風や風景を思わせる、6/8拍子のコンサートマーチを、吹奏楽コンクール全国大会常連の伊奈学園総合高校の演奏でどうぞ!
第3位 『ディスコ・キッド』
さあ、いよいよベスト3!昭和52年度(1977年) 第25回全日本吹奏楽コンクールの課題曲C、東海林修作曲『ディスコ・キッド』がランクイン!
この曲を1位に予想された方も多かったのではないでしょうか?「題名のない音楽会」での視聴者アンケートでも、吹奏楽の人気曲として第1位を獲得した、屈指の人気曲ですが、「吹奏楽バカかく語りき」ならではの、ベタすぎないこだわりのランキングにするべく、3位とさせていただきました。
ポップス課題曲の代表的存在で、曲全体を通してドラムが大活躍し、アドリブソロも多数存在する、名曲にして難曲です。
「佐渡×シエナ」の高速で、最高に楽しいライブ演奏をどうぞ!
第2位 行進曲「K点を越えて」
さあ残るは2曲!平成11年度(1999年) 第47回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅳ、高橋伸哉作曲、行進曲「K点を越えて」がランクイン!
K点は「極限点」を意味するスキージャンプ競技の用語。「長野冬季オリンピック」で日本中を熱狂させた日本のスキージャンプチームの活躍がテーマとなった、課題曲マーチ史上最高の名曲(主観ですw)!
吹奏楽の名門校、伊奈学園総合高校による演奏でどうぞ!バンド全体のサウンドが、一糸乱れぬ一つのうねりとなって押し寄せる名演中の名演で、個人的にも大好きな演奏です。
第1位 『稲穂の波』
さあ、いよいよ最後!平成10年度(1998年) 第46回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅱ、福島弘和作曲『稲穂の波』が堂々の第1位!!
課題曲でありながら、その年だけでなく、長く吹奏楽民に愛される名曲。
そして課題曲としても美しいメロディーだけでなく、緊張感のある出だし、歯切れのよい表現やアタック、強弱、テンポの揺れなど、名曲でありつつ、バンドの実力が試される要素が随所にちりばめられている「課題曲の理想形」と言える曲です。
吹奏楽の名門、柏高校の「ドラマティック演奏」でどうぞ!
ということで「吹奏楽コンクール課題曲の名曲ランキングベスト10」をお届けしました。
吹奏楽民で集まって、歴代課題曲ベスト10を議論したらきっと夜を明かしてしまうほど盛り上がるはず(笑)
管理人個人の想いが詰まった独断と偏見のランキングでしたが、課題曲にはまだまだたくさんお名曲があります。みなさん自身のベスト10もつくってみてくださいね!
おまけ
泣く泣く最終で落とした曲をメモで残しておきます(笑)
さくらのうた
音楽祭のプレリュード
風紋
スター・パズル・マーチ
行進曲「ラメセスII世」
吹奏楽のための「風之舞」
海へ・・・吹奏楽の為に
祝典行進曲「ライジング・サン」
※名曲ランキングシリーズ「吹奏楽の名曲ランキングベスト10~吹奏楽オリジナル編~」「吹奏楽ポップスの名曲ランキングベスト10」も是非ご覧ください(・∀・)!