支部大会で多くの波乱があり話題を呼んだ、2019年コンクール。今年も大いに盛り上がりましたね。
全国大会が終わり、最新版吹奏楽コンクールランキング更新の季節となりました。
吹奏楽コンクール全国大会の出場回数・金賞受賞回数ランキング、高校の部編、2019年版です。
吹奏楽の強豪校、名門校の出場回数や、金賞受賞回数について語るランキング。
今年も吹奏楽コンクールの花形部門、高校の部についてランキングをまとめていきます。
あの名門校の全国大会初出場は、何年なのか?
直近を見ると、どの学校が活躍している?
といった情報から、
金賞の受賞回数のランキングは?
金賞受賞率が高い学校は?
といったマニアックな情報も、昨年に続きご紹介いたします!
【Special Thanks】
今回の記事作成にあたり、吹奏楽コンクールデータベース様のデータを参照させていただきました。
貴重なデータの利用をご快諾いただいたMusica Bella管理人様に、あらためて感謝申し上げます。
※学校名の変遷がある場合は、最新の学校名で表示しています。
※2019年度コンクール終了時点の集計データです。
※吹奏楽コンクールデータベース様のデータを元に、手作業で集計しているため、ミスがある可能性がありますので、その点は免責で、、ご容赦ください!
吹奏楽コンクール全国大会通算出場回数ランキングベスト30(2019年)
まず最初に!積み上げた歴史と伝統の証。吹奏楽コンクール全国大会「通算出場回数」ランキング。
カッコ内の数字は初出場年となります!矢印は昨年からの順位変動です。
1位: 42回 愛知工業大学名電高等学校(1966年) →
2位: 40回 大阪府立淀川工科高等学校(1974年) →
3位: 37回 東海大学付属札幌高等学校(1978年) →
4位: 35回 天理高等学校(1956年) →
5位: 33回 習志野市立習志野高等学校(1981年) →
6位: 32回 福岡工業大学附属城東高等学校(1964年) ↓
7位: 31回 富山県立富山商業高等学校(1960年) →
8位: 30回 富山県立高岡商業高等学校(1977年) ↓
8位: 30回 秋田県立秋田南高等学校(1974年) ↑
8位: 30回 柏市立柏高等学校(1984年) ↑
11位: 28回 埼玉栄高等学校(1985年) →
12位: 26回 愛媛県立伊予高等学校(1984年) →
13位: 22回 島根県立出雲高等学校(1968年) →
13位: 22回 精華女子高等学校(1990年) →
15位: 21回 埼玉県立伊奈学園総合高等学校(1995年) →
15位: 21回 常総学院高等学校(1989年) →
17位: 20回 北海道札幌白石高等学校(1983年) ↓
17位: 20回 秋田県立花輪高等学校(1969年) ↓
17位: 20回 福島県立磐城高等学校(1981年) ↑
20位: 18回 光ヶ丘女子高等学校(1993年) →
21位: 17回 岡山学芸館高等学校(1984年) ↓
22位: 16回 東海大学第一高等学校(1980年) ↓
22位: 16回 東邦高等学校(1956年) ↓
22位: 16回 福岡県立嘉穂高等学校(1970年) ↓
22位: 16回 明浄学院高等学校(1998年) ↑
26位: 15回 就実高等学校(1979年) ↓
26位: 15回 東京都立片倉高等学校(1998年) ↓
26位: 15回 春日部共栄高等学校(2000年) ↑
29位: 14回 洛南高等学校(1981年) ↓
29位: 14回 東海大学付属高輪台高等学校(2002年) ↑
栄えある1位は昨年から変わらず「愛工大名電」の名で愛される名門、愛知工業大学名電高等学校。
トップ5も変動なく、吹奏楽界を代表する名門校が並びます。
また上位トップ10の初出場年は1970年代以前が8校、80年以降は2校と、当然のことながら長きに渡って活躍している学校が多くなっています。
吹奏楽コンクール全国大会直近10年出場回数ランキング(2019年)
次に、吹奏楽コンクール全国大会「直近10年の出場回数」ランキングです。
直近活躍している学校はどこなのか?という指標になります。
1位: 9回 愛知工業大学名電高等学校(東海) →
1位: 9回 大阪府立淀川工科高等学校(関西) →
1位: 9回 東海大学付属札幌高等学校(北海道) →
1位: 9回 習志野市立習志野高等学校(東関東) →
1位: 9回 柏市立柏高等学校(東関東) →
1位: 9回 埼玉栄高等学校(西関東) →
1位: 9回 愛媛県立伊予高等学校(四国) →
1位: 9回 埼玉県立伊奈学園総合高等学校(西関東) →
1位: 9回 福島県立磐城高等学校(東北) →
1位: 9回 光ヶ丘女子高等学校(東海) →
1位: 9回 岡山学芸館高等学校(中国) →
1位: 9回 明浄学院高等学校(関西) ↑
1位: 9回 春日部共栄高等学校(西関東) →
1位: 9回 東海大学付属高輪台高等学校(東京) ↑
1位: 9回 玉名女子高等学校(九州) ↑
16位: 8回 大阪桐蔭高等学校(関西) ↓
16位: 8回 出雲北陵高等学校(中国) ↑
17位: 7回 精華女子高等学校(九州) ↓
17位: 7回 常総学院高等学校(東関東) ↑
17位: 7回 東京都立片倉高等学校(東京) ↓
17位: 7回 福島県立湯本高等学校(東北) ↓
(2012年までは3出制度があったため10回という学校はありません)
こちらのランキングでは直近話題に上がることの多い学校が並びますね!
赤文字になっているのは先ほどの「通算」出場回数ランキングにはなかった学校です。
玉名女子は通算ではランキング外ですが、ここでは直近10年では1位タイ。
まさに直近で勢いのある学校と言えます。また、大阪桐蔭も今年は支部大会で涙をのみましたが、堂々の8回となっています。
吹奏楽コンクール全国大会金賞受賞回数ランキング(2019年)
次に、吹奏楽コンクール全国大会「金賞の受賞回数」ランキング。
金賞受賞回数ベスト10。まさに名門中の名門の証です。
1位: 32回 大阪府立淀川工科高等学校(関西) →
2位: 23回 東海大学付属札幌高等学校(北海道) →
2位: 23回 習志野市立習志野高等学校(東関東) →
4位: 22回 天理高等学校(関西) →
5位: 20回 埼玉栄高等学校(西関東) →
6位: 17回 柏市立柏高等学校(東関東) →
7位: 16回 愛知工業大学名電高等学校(東海) →
8位: 15回 福岡工業大学附属城東高等学校(九州) →
8位: 15回 埼玉県立伊奈学園総合高等学校(西関東) →
10位: 14回 常総学院高等学校(東関東) →
1位は、丸谷先生率いる「淀工」こと大阪府立淀川工科高等学校です。
2位に10回近く差をつけているので、しばらくは抜かれそうにありません。
また今年はベスト10には変動がありませんでした。
また、このランキングは、カッコ内に「支部」をつけていますが、ランキングに入っている支部は、東関東、西関東、東海、関西、九州、北海道の6支部のみとなっています。
中でも東関東支部は「3強」と呼ばれる、習志野・柏・常総が揃ってランクインしており、激戦の支部の代表校は、全国大会でも揃って素晴らしい演奏をしていることがわかります!
吹奏楽コンクール全国大会金賞受賞率ランキングベスト10(2019年)
最後に、吹奏楽コンクール全国大会「金賞の受賞率」ランキングベスト10。
15回以上出場している学校の中で、金賞受賞率をランキングにしています。
1位: 80.0% 大阪府立淀川工科高等学校(関西) →
2位: 71.4% 埼玉栄高等学校(西関東) ↑
2位: 71.4% 埼玉県立伊奈学園総合高等学校(西関東) →
4位: 69.7% 習志野市立習志野高等学校(東関東) ↓
5位: 66.7% 常総学院高等学校(東関東) →
6位: 62.9% 天理高等学校(関西) →
7位: 62.2% 東海大学付属札幌高等学校(北海道) →
8位: 59.1% 精華女子高等学校(九州) →
9位: 56.7% 柏市立柏高等学校(東関東) →
10位: 55.0% 北海道札幌白石高等学校(北海道) →
こちらのランキングも大きな変動はなく金賞受賞率べスト10に入っている学校は、なんと半分以上の大会で金賞を受賞しています。
1位は淀工で変わらず、今年の金賞でなんと8割越え。
その後は、激戦区として名高い東関東、西関東の超名門校が続いていきます。
番外編として、このランキングには出てこない学校なのですが、東海大高輪台が出場回数14回ながら、金賞受賞回数は10回で、金賞受賞率は71.4%。
このランキングに当てはめると、2位になります。
例年より、このランキングを15回以上としていたため、やむなく外すことになりましたが、早ければ来年にはランキングに滑りこんでくるかもしれません!
吹奏楽コンクール全国大会出場・金賞回数ランキング(高校の部)2019年版、いかがでしたでしょうか?
来年もまたたくさんのドラマが生まれる吹奏楽コンクールに注目していきたいと思います。
※今回データを参照させていただいた、吹奏楽コンクールデータベース様には、支部大会含め細かなデータがたくさんありますので、是非そちらも訪れてみてくださいね!