吹奏楽で楽しむ!ファンタジー映画ベスト6+2

吹奏楽で楽しむ!ファンタジー映画ベスト6+2

夢のような非現実的世界に胸躍るファンタジー映画。

そしてそれを盛り上げる映画音楽。

人気の映画音楽は吹奏楽にも編曲され、コンサートを盛り上げお客さんを楽しませてくれます。

今回は、吹奏楽でその音楽を楽しめる人気ファンタジー映画をランキングにしてみました!

各映画ごとに、編曲された吹奏楽曲のおすすめもご紹介させていただきます。

番外編1 インディ・ジョーンズ

ファンタジー映画ではないのですが、吹奏楽が映える映画なのでピックアップさせていただきました。

「インディ・ジョーンズ」は、1981年に公開された『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から続く、アクションアドベンチャー映画のシリーズです。

2023年に5作目である「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」も公開されたばかり。

映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの監督はスティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮はジョージ・ルーカス。

音楽は映画音楽界の巨匠、ジョン・ウィリアムズです。

映画を見ていなくても、東京ディズニーシーのアトラクションには乗ったことがある、なんて方も多いのでは?

有名な「レイダース・マーチ」はアトラクションに乗っている時にも聞こえてきますね。

ちなみに「レイダース」とは英語のraidersのことで、「侵入者」という意味です。

レイダース・マーチ(映画「インディ・ジョーンズ」主題曲)(編:ポール・ラヴェンダー)

大編成でグレードも5と上級バンド向けの編曲ではありますが、急・緩・急の飽きさせない構成で、やりごたえ・聴きごたえのある譜面なので、腕に自信のあるバンドはぜひチャレンジしてみてほしいです。

最後のトランペットの高音がキツそう~…でも「レイダース・マーチ」はやっぱりトランペットが主役ですね!

楽譜はコチラ

下の動画は吹奏楽版ではなくオケ版なのですが、ジョン・ウィリアムズの1991年の来日公演で、ご本人が指揮棒を振っていらっしゃいます。

参考URL:
フォスターミュージック - 「レイダース・マーチ」を吹奏楽で!映画「インディ・ジョーンズ」おすすめ楽譜

番外編2 パイレーツ・オブ・カリビアン

こちらもアクション・アドベンチャージャンルなので番外編にしましたが、吹奏楽でも大人気の「パイレーツ・オブ・カリビアン」をピックアップ。

ジョニー・デップ扮する海賊ジャック・スパロウが活躍する、大人気の冒険映画シリーズですね。

音楽はクラウス・バデルトとハンス・ジマー。

映画のテーマ曲である「彼こそが海賊」は、あちこちで耳にする超有名曲になりました。

交響組曲 パイレーツ・オブ・カリビアン~呪われた海賊たち~(編:ジョン・ワッソン)

演奏時間約6分50秒、グレード4。

シリーズ1作目からピックアップした5曲をメドレーにした編曲で、「彼こそが海賊」の名テーマを堪能できるとともに、ストーリー性も感じられるアレンジです。

楽譜はコチラ

6位 バック・トゥ・ザ・フューチャー

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は1985年に公開され、その年の全世界における最高の興行収入を記録した大人気SF映画。

その後、パート2、パート3の続編も制作されました。

高校生のマーティがドク博士の作ったタイムマシーン「デロリアン」で30年前にタイムスリップしてしまう物語。

まだ若い自分のママに一目惚れされるというトラブルが起こり、マーティは両親二人の仲を近づけるべく奮闘します。

人気作になるべくしてなったと思える、チャーミングなストーリーですよね。

音楽は『アべンジャーズ』シリーズなどを手がけるアラン・シルヴェストリ。

バック・トゥー・ザ・フューチャー(編:ジューリ・ブリア)

演奏時間3:20、グレード3。取り組みやすいアレンジです。

馴染み深いメロディー、疾走感ある曲調はコンサートのオープニングにも向いています。

楽譜はコチラ↓

5位 ゴジラ

日本が世界に誇る怪獣映画「ゴジラ」

1954年に公開された「ゴジラ」は、今回挙げた錚々たるラインアップの中でも最も長い歴史を持つ映画シリーズです。

2023年に公開された30作目の『ゴジラ-1.0』も大ヒットし、今年2024年には『ゴジラxコング 新たなる帝国』も上映されました。

伊福部昭さんの手がけた音楽もまた、ゴジラというキャラクターと同様、多くの人に愛されています。

バンドのための「ゴジラ」ファンタジー (編:和田薫)

迫力あるサウンドがかっこいいー!

低音が重々しい不気味さと気迫のある音楽に、静かな中間部を入れた編曲。

ゴジラの世界観にひたれる一曲です。

楽譜はコチラ↓

4位 ロード・オブ・ザ・リング

J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作とした、ファンタジー冒険映画三部作「ロード・オブ・ザ・リング」。

2001年に「旅の仲間」、2002年に「二つの塔」、2003年に「王の帰還」が公開されました。

ホビット、エルフ、ドワーフなど様々な種族が登場し、冥王の指輪を破壊する使命を負ったか弱い主人公フロドが、頼もしい仲間たちとともに旅をするという壮大な物語と世界観。筆者も当時夢中になりました。

監督はピーター・ジャクソン、音楽はハワード・ショア。

ちなみに、原作小説を題材に作られた、ヨハン・デ・メイ作曲の吹奏楽曲『指輪物語』も非常に有名です。

交響組曲「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」(編:ヴィクター・ロペス)

英題:Symphonic Suite from “The Lord of the Rings: The Fellowship of The Ring

1作目「旅の仲間」の楽曲をメドレーにした編曲です。

演奏時間は10:12、グレード4です。

楽曲:Prologue ・ The Black Rider ・ Concerning Hobbits ・ Bible ・ Departure of Boromir ・ At the Sign of the Prancing Pony ・ The Fellowship Theme ・ Three is Company ・ In Dreams

楽譜はコチラ

この曲に限らず、映画版「ロード・オブ・ザ・リング」の吹奏楽曲の演奏動画はほとんどアップされていませんでした…残念。

この楽譜の演奏ではありませんが、雰囲気を味わえる別の動画を貼っておきます。

3位 ジュラシック・パーク

おなじみの恐竜映画、「ジュラシック・パーク」シリーズ。

1993年に1作目が公開され、2022年には6作目となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』 が公開されています。

音楽は巨匠ジョン・ウィリアムズです。

楽曲「ジュラシック・パーク」のテーマには、美しく壮大なメロディーと、力強く堂々としたメロディー、有名な2つの旋律が織り込まれています。

1つの楽曲にこんなに印象的な2つのフレーズを入れられるなんて、ジョン・ウィリアムズは本当にすごい…!

「ジュラシック・パーク」からの音楽(編:ジェイ・ボコック)

「ジュラシック・パーク」の旋律を堪能できるメドレー。

取り組みやすい難易度(グレード3)とサイズ感です。

楽譜はコチラ

映画「ジュラシック・パーク」より サウンドトラック・ハイライト(編:ポール・ラヴェンダー)

シンフォニックな編曲で聴きごたえ◎。臨場感たっぷりに映画の世界を楽しめます。

10分超えの大曲でグレード4、中上級バンド向けですが、とてもかっこいい編曲でオススメです!

楽譜はコチラ↓

参考URL:
フォスターミュージック ー 吹奏楽で奏でる映画「ジュラシック・パーク」の世界。

2位 ハリー・ポッター

全世界を熱狂の渦に巻き込み、シリーズ完結後も愛され続ける「ハリー・ポッター」

原作小説の人気も絶大で、筆者も文庫で全19巻を揃えました。

大ヒットした映画には、「ハリー・ポッター」シリーズを象徴する謎めいた「ヘドウィグのテーマ」をはじめとして、たいへん魅力的な音楽が使われています。

3作目までの音楽監督は、こちらもまた、レジェンドのジョン・ウィリアムズです。

その後の作品はパトリック・ドイルやニコラス・フーパーらが担当しています。

全8作ある映画「ハリー・ポッター」シリーズには数多くの楽曲が登場し、吹奏楽の編曲数も多いです。

交響組曲「ハリー・ポッターと賢者の石」(編:ロバート・W・スミス)

1作目「賢者の石」の名曲6曲を詰め込んだ大人気メドレー。

編曲は「海の男達の歌」「伝説のアイルランド」作曲のロバート・W・スミス!贅沢ですね。

「秘密の部屋」「アズガバンの囚人」「炎のゴブレット」にも交響組曲と称した編曲があるのですが、「Harry Potter Symphonic Suite」と書かれている動画は、おそらくこの曲を演奏しているものが多いのではないかと思います。

楽譜はコチラ

「ハリー・ポッター」完全版(編:ジェリー・ブルーベイカー)

この編曲は、映画「ハリー・ポッター」全8作品の名曲を集めて1曲のメドレーにしたものです。

4人の音楽監督が関わった映画「ハリー・ポッター」シリーズから15曲が厳選されています。

12分を超える大作ですが中編成から演奏できるので、中編成の学生バンドはコンサートのメインにいかがでしょう。

楽譜はコチラ

1位 スター・ウォーズ

全世界で不動の人気を誇るSF映画「スター・ウォーズ」。

1977年にオリジナル映画「スター・ウォーズ」(後に『エピソード4/新たなる希望』に改題)が公開されて、45年以上。

旧3部作、新3部作、続3部作、さらにアンソロジー・シリーズ、実写ドラマにアニメ、そしてゲームやコミック…。

追いきれないほどの派生作品の数々が生み出され、最新作の制作も発表されるなど、その勢いはとどまることをしりません。

ジョン・ウィリアムズによって作られた「スター・ウォーズ」の音楽も、映画の人気を支えるはずせない要素です。

誰もが聴いたことのあるキャッチーな楽曲たちは、もちろん吹奏楽の世界でも愛されています。

スター・ウォーズ コンサート・セレクション(編:真島俊夫)

真島俊夫さんによる、シンフォニックな編曲です。

演奏時間11:30、グレード4.5。

華やかでかっこよく、スター・ウォーズの音楽の魅力を、吹奏楽で遺憾なく発揮できる最高のアレンジ。

楽譜はコチラ↓

スター・ウォーズ メイン・タイトル(編:スティーヴン・ブラ)

演奏時間約5:40、グレードはなんと5.5。

この龍谷大学の演奏が素晴らしいのですが、聴きごたえが本当に抜群です。

気軽に取り組める難易度ではありませんが、この難曲を究めて演奏することができたら、客席は感動の渦に巻き込まれること間違いなしの、最高のアレンジです。

楽譜はコチラ

他のアレンジ譜面も検討したい方は、こちらの記事も参考になりそうです
フォスターミュージック スター・ウォーズを吹奏楽で!編成別おすすめ輸入譜

 

吹奏楽が映えるファンタジー映画をランキングにしてみました。

ジョン・ウィリアムズが音楽を担当している映画が半数ランクイン。彼の作る音楽は現代のファンタジー映画に欠かせないものになっていますね。

今回紹介した楽曲が、今後の演奏会を彩るピースのひとつになれば幸いです。

 

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