『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』〜明るく楽しいオペレッタを吹奏楽で再現〜

『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』〜明るく楽しいオペレッタを吹奏楽で再現〜

吹奏楽の名曲シリーズ。

今回は、陽気な未亡人が主人公の明るいオペレッタが吹奏楽になった、『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション

(The Merry Widow Selections)をご紹介したいと思います。

『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』はどんな曲?

まずは、楽曲の元になっている作品について。

喜歌劇「メリー・ウィドウ」は、ドイツ・オーストリアで活躍した作曲家フランツ・レハールFranz Lehár)の手がけたオペレッタ作品です。

メリー(Merry)=明るい、ウィドウ(Widow)=寡婦という意味で、「メリー・ウィドウ」は日本語訳で「陽気な未亡人」となります。

オペレッタ作品「メリー・ウィドウ」のストーリー

舞台は20世紀初頭のパリ。

ポンテヴェドロ公使館(架空の小国)では、国王の誕生祝賀パーティが開かれています。

パーティに出席したハンナ・グラヴァリ未亡人は、たくさんのパリジャンに口説かれます。

結婚した8日後に夫を亡くしたハンナですが、その亡夫はポンデヴェドロの老富豪であったため、莫大な財産を相続していたのです。

パリ駐在公使であるツェータ男爵は、ハンナが外国の男と結婚して財産が他国へ流れることを恐れ、ハンナの元恋人で大使館の書記官でもあるダニロに、ヨリを戻すように仕向けます。

ダニロは、別れたハンナのことが忘れられずキャバレーに入り浸り、この日のパーティにも泥酔状態で登場したほど。

相手への気持ちを自覚しつつも素直になれない二人。

一方、ツェータ男爵の妻ヴァランシエンヌは伊達男カミーユに言い寄られ、浮気疑惑が勃発…!?

すれ違う大人の恋を、素敵な音楽と歌とダンスが彩る、明るく愉快なオペレッタです。

『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』、楽曲のポイントは?

オペレッタ「メリー・ウィドウ」の名場面を切り取り、吹奏楽にアレンジしたのが、『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション(The Merry Widow Selections)』です。

編曲は、オペレッタ作品の編曲を数多く手掛ける鈴木英史氏。

小編成版と大編成版、2種類の楽譜がありますので、楽団の規模に応じて選びましょう。

演奏時間は約8分20秒、グレードは4です。

 

これから始まるドタバタラブコメディーを象徴するような、華やかで賑やかなオープニング。

貴族たちのパーティらしい、きらびやかなイメージの曲調が続きます。

中間部はオペレッタでも注目のシーン、ハンナが故郷ポンテヴェドロを想って歌う「ヴィリアの歌」

優しく美しいアリアの旋律が、鍵盤楽器から管楽器へと繋がっていきます。

終盤は快活な雰囲気に戻り、めまぐるしくもハッピーエンドを喜ぶ明るいフィナーレです。

特徴的な打楽器やトランペットのミュート、トロンボーンのグリッサンドなどが喜劇らしい楽しさを演出しています。

縦をしっかり揃えるなど技術面は大切ですが、楽しく伸びやかに演奏できるといいと思います。

『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』~YouTubeで聴ける音源~

松山市立椿中学校のコンクールの演奏です。

2001年全国大会で金賞を獲った名演です。

中学前半の部で、同率2位の2校と15もの点差をつけた堂々の1位でした。

技術の高さはもちろんのこと、躍動感があり緩急も効いた、本当に素晴らしい演奏です!

ベーシックな音源としては、こちらをご参考ください。

こちらはサックスアンサンブル(四重奏)の演奏です。

他にもユーフォ&チューバの音源もありますので、気になる方は見てみてくださいね。

『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』音源・CDはどこで手に入る?

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小編成ええとこどり『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』

フィルハーモニック・ウインズ・大阪(通称オオサカン)の演奏をまとめたCD。

タイトル曲である『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』は、編曲者である鈴木英史氏が、「今まで聴いた演奏の中で1番音楽の力の強い感動の演奏」と絶賛した演奏だそうです。

櫛田 胅之扶『元禄』、ジェームス・スウェアリンジェン(James Swearingen)の『セレブレーション~管楽器と打楽器のための(Celebration for Winds and Percussion)』、そのほか福島弘和、酒井格、樽屋雅徳などの楽曲も収録されています。

ブレーン・ブラスバンド・コレクション Vol.1 – 喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション(ブラスバンド版)

邦人作編曲の作品を集めた金管バンドアレンジのアルバム。

『「メリー・ウィドウ」セレクション』もブラスバンド版であることにご注意ください。

ほかにも、『ゴールド・ラッシュ!』(髙橋伸哉)、『バルトークのルーマニア民族舞曲』(編曲:戸田顕)、『ケルト民謡による組曲』(編曲:建部知弘)、『プリマヴェーラ-美しき山の息吹き』(八木澤教司)などの楽曲が収録されていて、バラエティに富んだ選曲になっています。

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Amazon Prime会員は、無料で全国コンクールの名演を聴くこともできます。

『喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション』の楽譜はどこで手に入る?

ブレーンオンラインショップで購入できます。

ブレーンオンラインショップ 喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション【大編成版】/F.レハール(鈴木英史)【吹奏楽ライセンス楽譜】

 

演奏する側が楽しいだけでなく、聴いた人も笑顔になれる素敵な楽曲です。

華やかなオペレッタを再現するように、楽しんで演奏してくださいね。

 

参考URL:

兵庫県立芸術文化センター 作品紹介
https://www.gcenter-hyogo.jp/merrywidow/story/

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