今回は「高校野球で人気の応援曲一覧」です。
高校野球・甲子園は、吹奏楽民にとっても大きなイベント!
吹奏楽部の演奏する応援曲は、選手たちや会場のボルテージを上げる大事な役割を持っています。
最近では「ブラバン甲子園」などもブームになりさらに注目を集めています。
今回は、夏の甲子園、センバツ甲子園など、高校野球で演奏されている人気曲、定番曲を、ジャンル別にたっぷりご紹介します!
吹奏楽界でも有名な曲
アフリカンシンフォニー
高校野球・甲子園では定番中の定番曲。アメトーーク「高校野球大好き芸人」でも、応援歌ランキングで堂々の1位を獲得。
アフリカらしいリズムと力強いメロディーが選手を鼓舞します。
広く知られるようになったのは、1987年に強豪・智弁和歌山が演奏するようになってから。原曲は意外にもディスコ・ミュージックです。
エル・クンバンチェロ
吹奏楽でもお馴染みの曲。「太鼓をたたいてお祭り騒ぎをする人々」を意味するタイトル通り、打楽器が鮮やかに響く賑やかなラテンナンバーです。
もともとスピード感ある楽曲ですが、さらなるアップテンポで演奏する学校も多く、球場のボルテージが上がります!
コパカバーナ
南国のリゾート海岸の名前がついたラテンナンバー。爽やかなメロディーと軽快なテンポ感で吹奏楽でも人気の楽曲です。
原曲はアメリカの歌手バニー・マニロウによる、1978年のヒット曲。ナイトクラブを舞台にした悲恋がテーマの楽曲で、ミュージカル化もされました。
サンバ・デ・ジャネイロ
近年、爆発的な人気を見せている応援曲。
「アゲアゲホイホイ」としての元祖は兵庫の報徳学園。客席を一体化するような迫力ある掛け声が持ち味です。
こちらも原曲はドイツで作られたダンスミュージック。
吹奏楽の演奏会でやるなら、この曲が入ったニューサウンズの『ダンシン・メガヒッツ』というメドレーもオススメ。
アニメソングの名曲
ルパン三世のテーマ
幅広い世代に愛され続ける、応援歌の王道。
知名度バツグンの有名曲なためアレンジも様々。
「漢には自分の世界がある 例えるなら空をかけるひとすじの流れ星」の大合唱は迫力がありますよね。
高校野球応援でよく聞くのは前奏のあるバージョン、曲名は『ルパン三世のテーマ’78』です。
タッチ
高校野球を舞台にした名作マンガ『タッチ』のアニメ主題歌。
10年前に比べると演奏する学校は減っていますが、甲子園という舞台にこれほどふさわしい曲もないでしょう。
『タッチ』作者のあだち充さんの母校である群馬県の前橋商業高校では、「タッチを演奏すると負ける」というジンクスがあり、演奏されなかった時期も長かったそう(~2007年)。さらに2010年の甲子園にて「タッチ」を演奏をした試合で負けてしまったため、2011~2014年まで再び封印されましたが、2015年に田中椋投手がジンクスを打ち破りました。
宇宙戦艦ヤマト
2018年の好きな甲子園応援曲ランキング(大和ネクスト銀行調べ)で1位に輝いた、アニソン応援歌の名曲。
いさましく壮大な曲調が魅力で、2019年夏も明石工業、中京学院大中京、関東一高などが採用したため、甲子園準決勝までこの曲がスタンドに鳴り響きました。
『宇宙戦艦ヤマト』の人気は高校野球にとどまらず、海上自衛隊の見送り曲、柏レイソルの応援歌、前田大和選手(阪神時代)の入場曲など、様々なシーンで演奏されています。
残酷な天使のテーゼ
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングテーマ。カラオケの定番曲なので、アニメや漫画を観たことがなくても歌は知っているという人も多いのではないでしょうか。
エヴァに乗り込んで使徒(敵)と戦うというアニメのストーリーや「少年よ神話になれ」という歌詞も高校野球や甲子園の舞台にぴったり?
キューティーハニー
1973年に誕生したアニメソングですが、現在も根強い人気を誇っています。
洋楽の人気応援歌
We Will Rock You
言わずと知れたイギリスのロックバンド、クイーン(QUEEN)の代表曲。ランキングでも上位に入る人気曲です。
Smoke on the Water
イングランドのロックバンド、ディープ・パープル(Deep Purple)の名曲。ディープ・パープル・メドレーとして演奏することも多いです。
昭和の名曲
サウスポー
ピンクレディーの名曲。学校によってアレンジやテンポも様々で、聴きごたえも十分。
狙い撃ち
山本リンダの名曲。甲子園には欠かせない応援歌の王道。
パラダイス銀河
光GENJIの大ヒット曲。発売の翌年に甲子園の入場曲になって以降も、現在まで演奏され続けています。短調の応援曲が多いなか、メジャー調のこの曲は球場が明るく華やかな雰囲気になりますね。
TRAIN-TRAIN
THE BLUE HEARTSの名曲。昭和の終わりに誕生しました。
平成の名曲
紅
X JAPAN(リリース当時はX)の代表曲。ランキングでも必ず名前のあがる人気曲です。大人数での合唱(替え歌)・合いの手は圧巻です。
あまちゃん オープニングテーマ
2013年上半期の人気朝ドラのテーマは、明るい曲調で高校野球応援の定番になりました。平成25年夏の大会で準優勝した延岡学園、この曲がチャンテとして演奏されている動画では、曲のパワーを感じさせられます。
夏祭り
JITTERIN’JINN(ジッタリン・ジン)のヒット曲。Whiteberryのカバーで再注目されました。
See Off
日本のロックバンドBRAHMANの曲。応援歌の定番曲として定着しました。
Sunny Day Sunday
センチメンタル・バスの代表曲。野球をテーマにした曲なので、応援歌にもってこいです。
さくらんぼ
大塚愛の代表曲。キャッチーなメロディーと軽快なテンポで、発売から15年以上経った今も愛されている名曲です。
高校野球発祥の名曲
天理ファンファーレ
強豪である天理高校発祥のファンファーレ。今では高校野球の垣根をこえた定番の曲になりました。
コンバット・マーチ
早稲田大学応援部吹奏楽団のメンバーによって、応援曲用に作られたマーチ。今ではいろいろな学校が使用する定番曲になっています。
ジョックロック
YAMAHAのキーボードに入っていたサンプル音源をもとに、智弁和歌山高校の吹奏楽部顧問だった吉本英治先生がアレンジして作った楽曲。智弁和歌山の「魔曲」として有名です。
高校野球の人気応援曲を紹介してきました。
その年に流行しているJ-POPの曲も使われますが、何十年も吹き継がれてきた名曲もたくさんあります。
吹奏楽部の演奏する迫力のある応援歌は、野球部の選手たちの力の源ですね!