本ブログでは、「伝説の名演」という名で、吹奏楽コンクールの数々のオススメの名演をご紹介しています。
このページではそれらの名演をまとめてご紹介していきます!
※古い年代から順番に並べています。
※名演記事は随時追加していますので、こちらのまとめも随時更新していきます。
野庭高校『アルメニアン・ダンス パート1』(83年)
80年代~90年代の吹奏楽シーンを盛り上げた伝説の吹奏楽部、神奈川県立野庭(のば)高校吹奏楽部。
2016年にTBS日曜劇場『仰げば尊し』のモデルともなった野庭高校の、1983年全国大会初出場(金賞)の演奏です。
リード作曲『アルメニアン・ダンス パート1』は屈指の人気曲ですが、その演奏の一つのお手本となっている名演です。
埼玉栄高校「ダフニスとクロエ」第2組曲より(86年)
伊奈学園や春日部共栄など、多くの強豪校がひしめく吹奏楽のメッカ埼玉県において、全国大会出場回数最多を誇る名門、埼玉栄高校吹奏楽部。
吹奏楽コンクール全国大会で多く演奏されている定番曲「ダフクロ」。
その中でも、1986年の吹奏楽コンクール全国大会での埼玉栄の演奏は「吹奏楽ダフクロ史上最高の名演」の呼び声が高い名演です。
福岡工業大学附属高校『カウボーイ』(87年)
全国大会出場は1964年の古豪でありながら、長年にわたり吹奏楽界のトップに君臨する、福岡工業大学附属城東高校吹奏楽部。(1987年当時の学校名は福岡工業大学附属高校)
全国大会での結果は「銀賞」でありながら、吹奏楽民の間で語り継がれる、「記憶に残る名演」が1987年の『カウボーイ』。
ミスを恐れない圧倒的パワーの演奏はコンクールという枠を越えて、感動を呼びます。
柏高校『海の男達の歌』(98年)
「イチカシ」の名で愛され、吹奏楽民なら知らぬ人はいない、千葉、東関東支部の強豪、市立柏高校吹奏楽部。
今でも演奏会などで多く演奏される、ロバート・W・スミス作曲『海の男達の歌』のブームを呼んだ1998年の吹奏楽コンクール全国大会の名演。
中間部のアルトサックスソロは鳥肌モノです。
伊奈学園総合高校 行進曲「K点を越えて」(99年)
埼玉県、西関東支部に君臨する屈指の強豪校、伊奈学園総合高校。
「音や表現の一体感」が素晴らしさが特徴の伊奈学園サウンドが、個人的に大好きなのですが、その伊奈学園サウンドの象徴ともいえる演奏が、1999年の吹奏楽コンクール全国大会での行進曲「K点を越えて」。
同じメンバーが毎日一緒に、長い時間、ひとつの曲をやりこんできたからこそ出来上がるサウンドで、アマチュア音楽の完成系の一つだと感じる名演です。
柏市立柏中学校『エアーズ』(04年)
吹奏楽部顧問の先生が作曲した吹奏楽コンクール課題曲で、初の全国大会出場を果たすというドラマのような偉業をやってのけたのが2004年の柏中学校吹奏楽部。
柏中学校のエピソードは、TV番組「笑ってコラえて 吹奏楽の旅」でも取り上げられ、一躍話題となりました。
田嶋勉先生が、生徒達を想い「卒業式の退場曲」として作曲した『エアーズ』。
先生と生徒の想いが詰まった演奏は、真似のできない唯一無二の名演です。
精華女子高校『ルイ・ブルジョアの讚美歌による変奏曲』(05年)
女子校吹奏楽部としても、吹奏楽の強豪としても知られ、CDも発売するなど吹奏楽界きっての知名度を誇る精華女子高校吹奏楽部。
『華麗なる舞曲』・『フェスティヴァル・ヴァリエーション』などC.Tスミス楽曲の名演の数々で知られる精華女子。
C.Tスミス楽曲の中でも、特にパワーだけではなく、綺麗なコラールや中間部での「歌い」が要求される『ルイ・ブルジョアの讚美歌による変奏曲』を演奏した2005年吹奏楽コンクール全国大会の演奏は、精華女子史上においても屈指の名演です。
習志野高校 行進曲「ライジング・サン」(13年)
甲子園での応援「レッツゴー習志野」などでも知られ、吹奏楽界をリードする存在といっても過言ではない習志野高校吹奏楽部。
名演製造機ともいえる習志野高校ですが、2013年吹奏楽コンクール全国大会での、行進曲「ライジング・サン」は、冒頭の中低音のファンファーレに、数ある強豪校の中でもトップに君臨する習志野高校の凄みを感じる名演です。
習志野高校 『スペイン奇想曲』(15年)
最激戦支部ともいえる東関東支部を勝ち抜き続け、全国でもトップを走り続ける習志野高校吹奏楽部。
2015年の吹奏楽コンクール全国大会での『スペイン奇想曲』は、オケ編吹奏楽の完成系と言える名演。
パワーだけでごまかせない曲を、丁寧かつ迫力を失わないこの演奏は、習志野高校が強豪校の中でも一つ抜きんでている理由を教えてくれます。
精華女子高校『ワインダーク・シー』(16年)
長年年精華女子を指導されていた藤重佳久先生が定年退職。その後同じ九州支部で前年はコンクール出場すらしていなかった、活水高校を率いて、いきなり全国大会出場を果たした2015年。
同年精華女子は九州大会で涙を飲みます。
その翌年の2016年、櫻内教昭先生率いる新生精華女子は、衝撃の演奏で見事に全国大会金賞に返り咲きます。
ジョン・マッキーの難曲『ワインダーク・シー』を引っ提げての復活の精華女子の名演は必聴です。