吹奏楽・楽器初心者が選ぶべき楽器~クラリネット編~

お子さんが小学校で鼓笛隊に入ったり、中学校で吹奏楽部に入ったり、あるいは、ご自身が大人になってから、吹奏楽器を始めてみたいと思ったとき、まず最初に悩むのが吹奏楽、楽器初心者はいくらくらいの価格のどんな楽器を買うべき」という問題。今回は、クラリネット編です。

クラリネットのメジャーなメーカーは?

クラリネットのメーカーはそれこそ、マニアックなものまで含めるとかなりたくさんあり、それぞれに個性があります。

その中でもメジャーなメーカ―と言えば、クランポン(Buffet crampon)・ヤマハ(YAMAHA)・セルマー( Henri Selmer Paris)でしょう。クランポン、セルマーはフランスのメーカー、ヤマハは日本。セルマーはサックスのイメージも強いかもしれませんが、クラリネットのメーカーとしてもメジャーです。

クランポン・ヤマハ・セルマーどれを選ぶ?

まず、最初に結論です。前提としては、初心者であること、吹奏楽部や吹奏楽団、またクラリネットアンサンブルなど、ソロがメインではなく仲間と吹くことが活動のメインであること、となりますが、私のオススメはクランポンです。

あまり力を入れていない吹奏楽部ですと、ヤマハをつかっている人が多いケースもありますが、ある程度しっかりやる吹奏楽部であれば、クランポンユーザーが多いです。

大人になって吹奏楽団にはいったとしてもやはりメジャーはクランポンです。もちろん、個性は大事ですが、合奏やアンサンブルであれば、周りと合わせることも当然とても大事なことで、クランポンを使っておけば、まずメーカー特有の個性で浮いてしまうということはほとんどなくなります

クラリネットはアンサンブルがとても盛んで、曲のラインナップも多く、楽しみの一つでもあります。中学生や高校生で「アンサンブルコンテストに出る!」となったときを想定してもクランポンを選んでおけばまず間違いないかと思います。

クランポンのモデルはどんなものがある?そしてどれを買うべき?

クランポンの中でも当然グレードはあり、それこそ安ければ値段は20万円弱、高ければ100万を超えるほど価格の幅も広いです。

<スチューデント~初級モデル>
E12F、E12 PLUS、E13、C13

<中級モデル>
R13、RC、Tradition

<上級モデル>
Prestige、Festival、Tosca、Divine

といった感じですが、初心者へのオススメはR13、RCとなります。クラリネットの価格もここ数年でとても上がってしまったので、今は40万円前後と高価なことはネックではありますが、このクラスを買っておけば間違いないです。

また使っている人口もとても多く人気です。楽器屋にも多く在庫があるケースも多く、たくさんの楽器の中から選定することもできるのもメリットです(選定については後述)。

もし、さらに上達して、もっともっと本格的にやるのでれば

・R13系の上位モデル: Festival(フェスティバル)、Tosca(トスカ)
・RC系の上位モデル:Prestige(プレステージ)、Divine(ディビンヌ)

を選んでいけばよいでしょう。

アマチュアも社会人になっても楽器をちゃんと趣味として続けられている人で、R13未満のモデルを使っている人を、あまり見たことがありません裏を返せば、ちゃんとした楽器で始めた人が長く楽器を続けている、ということも言えるかもしれません。

クランポンの楽器を買うときに注意すべきこと

ヤマハはさすが日本製、同じ型・モデルでも比較的個体差がない楽器と言われていますが、クランポンは同じ型・モデルでもかなり個体差があると言われています。なので、同じモデルの楽器も複数の中から、よいもの、また自分に合うものをしっかりと選定することが大事です。

最も良い方法は

・プロの奏者(レッスンの先生など)に試奏してもらって数本に絞ってもらう
・その中から自分に合うものを1本選ぶ

という形です。ただ、レッスンについていなかったり、ついていても先生が忙しかったりで、プロの奏者に試奏してもらうのが難しいケースも多いと思います。

その場合は楽器屋さんに「プロの選定品から選びたいです」と伝えてください。楽器屋さんにいく当日ではなく前から頼んでおけば、その日に合わせて、本数を用意しておいてくれることもあります。

選定料金が多少加わるため、数万円高くなりますが、それでも選定品から選ぶのは特に初心者においては「マスト条件」と考えてよいでしょう。

以上、まとめると

・初心者ならクランポンがいい
・初心者であってもできればR13以上からスタートしたい
・プロに選定してもらうあるいは、選定品から選ぶ

です!こちらを参考に、充実のクラリネットライフをスタートさせてください。

⇒クランポンのクラリネットを楽器屋サイト見てみる

⇒クランピンのクラリネットをamazonで見てみる

吹奏楽仲間にシェアする(・∀・)!