元吹奏楽部員・現在も吹奏楽を楽しんでいる筆者がお送りする、吹奏楽あるある「社会人編」です。
学生時代にやっていた吹奏楽が忘れられず、社会人になってまた楽器を手に取った大人たち。
そんな吹奏楽ラヴァーズのあるあるをまとめてみました。
社会人吹奏楽団あるある
自分に合った楽団に入れる
学生時代に比べ、選べる楽団の幅が多いです。
「定期演奏会がメイン」「月2でゆるく活動」「コンクールに照準を合わせる」など、自分の志向に合った楽団が選べます。
バックグラウンドが違う、楽器のメーカーが違う、基礎練が違う
様々なバックグラウンドを持つ奏者が集まる社会人楽団は、色々な発見の連続。
同じパートでも楽器のメーカーが違ったり、セッティングが違ったり、ユニークな基礎練を知ったり…
もちろん年齢もバラバラなので、様々な仲間たちと出会えます。
懐かしい先輩・後輩に再会する
団員募集を市内で行っている楽団では特に、学生時代以来の先輩・後輩と再会することも。
年代を超えてOB・OGに出会えるかもしれません。
「高校生みたいなこと言わせないで~」と言われる
それなりの経験者が集まった楽団では、棒吹きや音程の明らかなズレなど「無意識に吹いている」ことで指揮者に注意されます。
そんな時、「高校生じゃないんだから」「じゃあゆっくり、高校生みたいな練習しますよ」とか言われます。
学生時代よりも、自分で考えて演奏する自主性が大切になってきます。
低音パートが常に大募集中
学生時代に買ってもらったり、社会人になってから自分で買ったりと、小型楽器を所持している人は多いです。
それに比べ、大型・低音楽器は値段も高いですし、学生時代は部所有のものを使っていることも多く、マイ楽器を持っている人が比較的少ないです。
そのため、低音パートメンバーが大募集されがちです。
曲決めで「懐かしい」があちこちから聞こえる
吹奏楽経験者が集まると、コンサートの曲決めも楽しいです。
指揮者から曲目を発表されると、あちこちから「懐かしい~」「やった!」「超難しいじゃん」など声が漏れて騒然となります。
「課題曲何やった?」で盛り上がりがち
元吹奏楽部の社会人楽団員の最大の共通話題、「課題曲何やった?」。
好きだった課題曲を言って「私もそれやった!」となると盛り上がりますよね(大体の年齢も分かってしまいますが…)。
時間・場所・お金あるある
とにかく時間がない
社会人楽団の合奏練習は、熱心なところでも週2回ほどの所が多いです。
学生時代に毎日練習していた人からすると、「時間が足りない」と思ってしまうでしょう。
仕事や家庭との両立も大変ですが、少ない時間で集中して曲を作り上げていくのは格別の楽しさです。
個人練習の場所が確保しづらい
学生時代は校舎で練習できていた人も、社会人になるとそういう訳にはいきません。
団員で公民館を借りて割り勘にしたり、個人で音楽スタジオを借りたり、河原で吹いたり…
練習場所確保も一苦労です。
お金がかかることを再認識する
昔は親に部費を負担してもらっていた人も、自分のお金で活動の全てをまかなうことになります。
「吹奏楽ってお金かかるなあ」と再認識します。
ブランクあるある
学生時代からのリハビリに時間がかかる
社会人楽団では、楽器を吹いていなかったブランクがある人が多いです。
短くて半年、長いと20年なんて人もいます。
練習時間も限られているので、リハビリは年単位で時間がかかります…
ブランク時代に起こった吹奏楽の歴史を知らなかった
「課題曲はマーチとその他の楽曲隔年ではなくなっていた」「3出制度がなくなっていた」「普門館はもうない」など…。
離れていた時期に起こったことを後で知って、驚いた人もいるのでは。
また演奏できる喜びを噛みしめる
学生時代とはまた違った発見があり、余裕をもって演奏できるようになることも。
何より、やっぱり吹奏楽って楽しいよね!と喜びを感じられます。
年齢を重ねても、夢中になれる趣味のある人生は最高ですよね。
吹奏楽あるある「社会人編」でした!