本日は『フィエスタ!(Fiesta!)』を紹介します。
元々は、アメリカ陸軍フィールド・バンドの50周年記念委嘱作品だそうですが、日本でも演奏会のオープニング曲や、コンクールとしても大変人気のある曲です。
疾走感だけでなく、中間部でのロマンティックなメロディーと、エネルギーが満ち溢れる吹奏楽の魅力が詰まった1曲です。
作曲者フィリップ・スパーク(Philip Sparke)ついて
説明が不要なほど吹奏楽界では有名な作曲家ですね。1951年生まれのイギリスの作曲家で、2017年現在もご存命で、多くの楽曲が長年愛されています。
今回紹介する『フィエスタ!(Fiesta!)』の他
『ジュビリー序曲(Jubilee Overture)』
『オリエント急行(Orient express)』
『祝典のための音楽(Music for a Festival)』
のように、中級で親しみやすい楽曲から、
『ダンス・ムーヴメンツ(Dance Movements)』
『宇宙の音楽(Music of the Spheres)』
のように、非常に難易度が高い楽曲まで多くの名曲を生み出しています。
『フィエスタ!(Fiesta!)』はどんな曲?
冒頭スピーディーなテンポでホルン&アルトサックスがパワー全開、メロディーを奏で、木管高音の伴奏が疾走感にキラキラを加えます。ホルンのメロディーにトランペットも加わり華やかさを演出、トロンボーンパートも加わり曲はどんどん盛り上がっていきます。
その後、フルート、クラリネットにバトンが渡され木管パート中心にメロディーが進行されます。時折出てくる変拍子もこの曲の魅力の一つです。
木管をメインにこの曲の「サビ」が演奏されたあと、中間部に突入。エネルギッシュな前半に対して、中間部ではゆったりとロマンティックなメロディーが奏でられます。
この中間部がこの曲の人気の大きな理由の一つでしょう。親しみやすく、ロマンティックなメロディーは演奏している方も、聴いている方も思わず感動してしまいます。
中間部が終わると、フルートパートをバックにしたファゴットソロから始まる後半部、また冒頭のスピーディーなテンポ&メロディーに戻ります。前半部の展開の繰り返しの後、「サビ」を金管含むテュッティで演奏し、フィナーレへ突入します。
最後まで、疾走感とエネルギーを衰えさせることなく、演奏仕切ることがポイントです!ノリノリでやりきりましょう。笑
意外と少ないネット音源~YOUTUBEで聴ける音源~
『Fiesta!』は人気曲ですが、ネットではあまり音源が見当たりません。プロの音源は見当たらず、東京のアマチュア吹奏楽団の音源があります。
『フィエスタ!(Fiesta!)』の音源・CDはどこで手に入る?
『フィエスタ!(Fiesta!)』の楽譜はどこで手に入る?
ブレーンなどの出版社のほか、楽天市場でも購入することができます。
さて、そんなわけで、『フィエスタ!(Fiesta!)』を紹介してきました。
演奏会のプログラムとして、コンクール自由曲として、是非演奏してみてくださいね。
※『フィエスタ!』もランクイン!吹奏楽名曲ランキングベスト10も是非ご覧ください(・∀・)!