いろいろな楽器を巧みに操るパーカッションパート。
ティンパニやドラムセットなど大きなものから、フィンガーシンバルのような小さいもの、世界の民族楽器など、その楽器の種類は実に多彩です!
歴15年以上、元パーカッションパートの筆者が、好きな打楽器をランキングにしてみました。
5位 アゴゴ(Agogo)
ポップス曲、特にサンバ楽曲には不可欠なラテンパーカッション、アゴゴ。
『宝島』(和泉宏隆)をはじめ、アゴゴソロから始まる楽曲も少なくありません。
その後のテンポを左右するため、責任重大!
サンバ曲を盛り上げるメイン要員なので、パートをもらうと張り切ります!
4位 サスペンド・シンバル(Suspended Cymbal)
クレッシェンドで曲を盛り上げる、サスペンドシンバル。
曲のピークを管楽器と一緒に作り上げるのが気持ちいいんですよね。
サァ―ッと響かせて余韻を残すのもいいし、ピタッと止めるのもかっこいい。
スティックで叩いたり、こすったり、他にもいろいろな奏法があります。
冒頭からサスペンドシンバル大活躍の『七夕』(坂井格)。合わせシンバルもとっても華やかです。
3位 マリンバ(Marimba)
木製の鍵盤楽器、柔らかい音色のマリンバ。
シロフォンに比べて演奏機会は少ないですが、ソロや打楽器アンサンブルでは大活躍します。
打楽器9重奏の『幻のトレイン』(継田 和弘)は、マリンバ3台が出動!
ビブラフォンやチャイム、ティンパニやドラムセットも総動員の、キラキラしたアンサンブル曲です。
こちらはYouTubeでたまたま見つけた動画ですが、1台でこんなパフォーマンスができるのもマリンバの魅力ですね!
2位 タンバリン(Tamborim)
大きく皮つきタンバリンとモンキータンバリンの2種類がありますが、どちらも好きです。
身近な楽器なので簡単に思われがちなタンバリンですが、奥の深い楽器なんですよね…!
今は、こんなに丁寧に奏法を教えてくれる動画がいつでも見られるので便利ですねー!
私がタンバリンを好きになったきっかけは、この曲でタンバリンを演奏した時。
『プスタ』(ヤン・ヴァンデルロースト)はタンバリンがとってもかっこいい曲なんですよね。
モンキータンバリンは、ポップスステージで大活躍!
カラオケに必ず置いてある、三日月型のタンバリンでもお馴染みですよね。
カラオケでもつい16ビートを叩きたくなってしまい、「うまっ!?」と言われます笑。
1位 シロフォン(Xylophone)
マリンバと同じく木製鍵盤楽器のシロフォン。
鍵盤要員だった筆者は、演奏する機会も多く、とても愛着のある楽器です。
明るく明瞭な音色で、管楽器が鳴っている中でも目立ちます。
速いパッセージをうまく叩ききれた時は爽快です!
木管高音と一緒に動くシロフォンの、軽やかな音色が響く『セドナ』(スティーヴン・ライニキー)。
坂井貴祐の『アプローズ!(Applause!)』は、シロフォンのソロがありますよ!(この動画の0:54~)
おまけ フレクサトーン(Flexatone)&ビブラスラップ(Vibraslap)
効果音兄弟とでもいいましょうか。
ユニークな音色で、曲にアクセントを加える小物楽器たちです。
初めて見たときは、当然どちらも演奏の仕方がわかりませんでした。
珍しい音色なので、初見合奏で演奏する時などは、管楽器のみんなが音の鳴る方を振り返ります(笑)。
個人的に好きな打楽器を順位づけしてみました!
でも改めて考えてみると、どの打楽器も魅力たっぷりで1番なんて決められませんね。
私は下手でしたが、ドラムセットやティンパニやスネアドラムはパーカッションを代表するカッコいい打楽器ですし、
紹介しきれないほどたくさんある小物楽器や民族楽器も、魅力的な打楽器ばかり。
耳をすませて、打楽器の音にも耳を傾けてみてくださいね!